災害時、どんな方法で家族と連絡をとればいいのか

またまたまた続きです。家から避難する場合はどこに逃げれば安全か?に続いて、はぐれた家族との連絡の取り方についてです。


地震などの災害の時、例えば平日の昼間に旦那氏は仕事で家を空け、あたくしはバブーと二人きりで家でお留守番。またはお買い物などで屋外にいるケースがほとんど。

つまりですよ、今の生活だと被災したときに旦那氏と離れ離れである可能性が非常に高いということですね。

そうなると、当然どのような方法で旦那氏とコンタクトを取れば良いのか。。

という問題が発生します。。



経験された方もいるかと思いますが、災害時などに家族の安否確認の為に電話をするが繋がらなくイライラすることってありますよね。携帯電話・PHSの契約者数は既に1億を突破しており,日常生活に欠かすことのできない主要なインフラになっています。

こんな非常時だからこそ使いたいハズなのに使えない・・・なんでだ??と、いいながら100回も200回も発信ボタンを押す。

みんながみんな同じ思いで一斉に電話をするので回線が混み合い、または、回線がパンクするなどして逆効果になってしまうということなんでしょう。

新年1発目にあけましておめでとうを言いたくて0:00に電話しても繋がりにくいのと一緒なんだと思います。

エレベーターに重量制限があるように、乗れる人数は限られているのに、みんながなるべく早く乗りたい、家族親族の安否を気遣うあまりに早い者勝ちみたいな意識が生まれ、無理やり乗り込もうとするから、重量オーバーになって動かなくなると。いざそこに急病人がいても乗れないわけです。本来エレベーターならば席を譲るところでしょうが、なんせ電話だと他の人の状況がわからないものですから、せめて「安否が確認できるまでは」という気持ちが強く出てしまいます。

あたくしも、旦那氏に「緊急の人が電話できなくなるから無駄に回線を使うな」と指摘されるまでは、被災した親族の安否が気がかりで、つながるまで電話をかけまくった人間ですので、気持ちはよくわかる。(ダメですよー)

また、回線がパンクしないように、電話局が回線をわざと制限することもあります。基地局などの設備が、災害により物理的に損傷があった場合など、電話がつながりにくくなる理由というのはいろいろあります。


携帯電話というのは本当に便利です。連絡を取り合うのは当然ですが、最近ではテレビも見れますしインターネットも使えますので情報の受信も発信も容易にできるようになりました。災害時にはこの特性を発揮し、たくさんの人を救ってきたものだと思います。


とはいえ、電池が無くなればただのハコです。だから、繋がらない電話を100回も200回もかけ続け、無駄に電池を消費するのはとても勿体無い事です。電気が止まったり、電池が無かったり、次はいつ充電できるか分からなくなる時もありますし。


なので、より確実に連絡を取る為にいくつかの連絡手段を知っておく必要があります。


携帯電話を使用する場合


各携帯電話会社に災害用伝言板なるものが開設されており、こちらを利用するのがまず有効です。利用するのに必要なのは、お互いの携帯電話番号だけです。こんな大災害でもインターネットは殆ど生きていました。同じ理由で電話回線を利用するのではなくインターネット回線を利用するIP電話は繋がりやすいということもわかりました。

災害時には意外と遠方の固定電話に電話が繋がる事が多いということが今回わかりました。我が家では、直接の携帯電話が繋がらない場合は、とりあえずお互いの実家に連絡をとることで安否を確認しあうことにしました。

また、今回の震災ではツイッターがかなり活躍したそうです。連絡手段の他に現地に必要な物などをリアルタイムに不特定多数の他者に伝える為の情報発信源にもなります。


携帯電話が使用できない場合


公衆電話は「優先電話」とされ、災害時の混雑した状況でも一般固定電話や携帯電話と比べてかなり繋がりやすいそうです。

NTTのホームページの災害対策に、公衆電話の無料化措置というものがありまして、災害時における公衆電話の金庫充満、停電によるテレホンカードの使用不能を回避するため、必要と認められる場合には既設の公衆電話からの通話を無料とします。


とあります。

近くに公衆電話がある場合は、迷わず携帯電話じゃなく、公衆電話を使ったほうが良いということですね。携帯電話の充電が切れてしまったら、身近な人の電話番号もわからなくなりますからね。


電話が使えない場合


事前に3つほど待ち合わせ場所を決めておき、まずはそこで待機しておくこと。できれば優先順位をつけておければ良いですよね。

我が家の場合は前回も言ったように、まず自宅待機(自宅が安全だと過信しているから)、その後は最寄りの小学校、中学校と続きます。できれば何らかの通信手段がある場所で待機できれば尚良いですよね。


いざという時、自分ひとりで赤ちゃんを守らなければならなくなると・・・とても不安になりますよね。なるべく早く大事な人に連絡を取りたい気持ちはよくわかりますが、まず何よりも「焦らない」ということが大事です。不安は赤ちゃんに伝染しますし、まず好転することはありません。

とりあえず深呼吸です。

どの通信手段も災害が起こると切断されてしまう可能性がありますが、複数の通信手段を持っておくことでコンタクトが取れる可能性は広がると思いますので、是非ご参考までに。。。


続いては最後です。。まとめの巻。

⇒ 地震から赤ちゃんを守る対策マニュアル

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