家から避難する場合どこへ逃げる?(避難場所の確認)

またまた前回(赤ちゃんを守る為に優先すること)の続きです。

前回もお話したように、あたくしたち家族は鉄筋コンクリートでできた9階立てのマンションに住んでいます。旦那氏とよく話し合った結果、「災害時は基本的には屋内待避」ということにしました。

海から5km圏内の場所とはいえ油断できないということは承知ですが、津波で倒壊する可能性は低いと、漂流物が当たって倒壊するような建物じゃない気もしますし、もしも津波が来れば上の階へ逃げ出すことができると思ったからです。

足元数十センチの津波でも足をすくわれ一気に沖合まで流されてしまうとニュースで言ってました。赤ちゃんを連れて下手に逃げようと外に出た瞬間に波に飲まれる可能性を考えると、まだマンションの高層階へ避難していたほうが生き延びる可能性が高いと考えます。


ただし、集合住宅でありがちなのは火災による延焼です。



我が家が住んでいるマンションはワンフロアに6組の家族が住めます。9階立てですから単純計算だと54組の家族が1つの建物に住んでいることになります。自分たちが火の始末を完璧に行ってるからとはいえ、54家庭が全て完璧かと言えばそうではないかもしれません。

しかし、どこかの一つの部屋から出火をすれば、延焼によりその火が全体にまわる可能性があります。そうなれば当然、我が家も安全ではありませんので、屋外へ避難せざるを得なくなります。


住んでいる地域の市役所のHPに、避難場所などについては検索できましたので、調べてみたところ、我が家では徒歩5分ほどにある高台の小学校が一番近いということがわかりました。ここならば、避難経路も大きい道1本だし迷うことはありません。高台なので大きな津波もおそらく回避できることだと思われます。。


今回の震災で問題になった「避難してはいけない避難所について」

釜石市で、市指定の災害避難所が津波にのみ込まれ、そこに避難した50人以上がお亡くなりになっていた、という事がありました。。被害に遭った避難所は、昨年完成したばかりの地区の防災センターであり、その周囲の地域住民も、避難訓練ではいつも、その場所に集合していたとのこと。「防災センターに避難すれば安心だと思った」と誰しもがおっしゃっていたそうです。

避難所と、一言言っても「一時避難所」と「拠点避難所」「収容避難所」などがあります。

一時避難所とは、例えば今回の津波で言うならば、一時的に身の安全を確保する「高台」など、最初の危険を回避する為に逃げる場所の事を言うそうです。

拠点避難所、収容避難所というところは、最初の危険を回避後に避難生活を送る場所として位置づけられているとのことです。今回で言う小中学校の体育館ということでしょうか。

今回わかったことは、必ずしも政府で位置づけられている「避難所」が安全な場所であるわけではないということです。地域によっては、その災害内容によって避難場所が違う所もありますし、大抵がきちんとした調査の上、その避難場所がどのような時に使用できるかという事が事前に提示をされています。

極端に言えば、風害、火害で避難出来る場所が、津波を防げるかといえばそうではないということです。

「津波の時はこちらは避難しないでください」と、あらかじめ提示されているケースも少なくないので、家族で相談をする場合はその辺りも含め、災害の場合にどこへ避難するか、またはどのような手段で、どのような避難経路で避難するかもしっかりと相談し、決め事としておく必要があると思いました。


まだまだ続きます。

⇒ 災害時、どんな方法で家族と連絡をとればいいのか

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