赤ちゃんを守る為に優先すること(地震の二次災害を防ぐ)
赤ちゃんを連れてどこに逃げるのが安全?の続きです。
地震の揺れが何とか収まったあと、自分自身と赤ちゃんに外傷が無いかを確認します。
特にケガなどがなければ抱っこひもで赤ちゃんと自分をしっかりと結びつけ、赤ちゃんに帽子かタオルを頭にかぶせます。
まずは赤ちゃん最優先!
その後、家の中の被害状況を確認します。家具倒壊など、家の中の状況が特に問題なさそうであればテレビを付け、情報収集をします。電気が無ければラジオ、インターネット(携帯電話は電池を大事に)を使います。
水道は無事か、電気は通っているか、電線が切れて停電が起こって電気が使えなくなる事もあります。特にガスに関しては火災に直結する危険がありますので、まずは元栓を締めます。ガスが充満すると静電気だけで大爆発が起こります。
情報収集と同時進行で、なるべく水の確保をします。地震時は断水の恐れがあります。いつ水が止まるかわかりませんので、家の中にあるタンク、バケツ、鍋、何でもいいのでとりあえず水を貯めておきます。見落としがちですが、洗濯機という手もありますね。
お風呂に水を入れるのも有効だそうです。旦那氏に「お風呂掃除終わってないかも」とか言ってみたのですが、「お風呂洗ってる間に水が止まるかもしれない、とにかく貯めなさい」と言われました。なるほど。
地震で、水が足りないというのは飲み水だけでなく、衛生を保つための水が無くて大問題になっているというのは既にみなさんもご承知のことだと思います。多少汚れた水でもトイレを流す事には使えますし、感染症予防にもなります。
次に、電気が無事であり、余震が無ければご飯を炊きます。
「ご飯を磨ぐ暇無いよね?」って旦那氏に言ってみたら「気になるなら無洗米を使いなさい」と言われてしまいました。なるほど。
ガスは怖いので、この時点では使えません。元栓は閉めたままです。
停電しているようであれば、ブレーカーを落としておきます。通電した瞬間にショートして火災となり、家が燃えてしまうケースもあるそうです。
・・・ただし、これは自分達が個人的に生き延びる為に必要な措置です。今回のような大災害が起こった場合は、やはり水は貴重であり、比較的軽傷で済んだ各家庭が大量に水を使えば火災現場等、本来必要である場所に使う水が不足してしまう可能性もありますので、本来ならば制限するべきなのかもしれないのかなと書きながら思いました。
町や市全体が被災者となり、みんなで力を合わせて生きていく為に、水不足になってしまうということは死活問題です。その為に、今置かれた状況がどのようなものか、自分が遭遇した被害状況はどの程度か、出来る限りの情報を得る事が必要だと思います。
話がそれましたね。元に戻します。
とりあえず、部屋の中の家具が倒れるほどの大きな地震だった場合、そのうち屋外へ非難しなければならなくなる事を考慮し、屋内でも靴を履いておきます。それと靴下も必須です。サンダル、ヒールが高い履物はダメです。ガラスなどを踏んでも大丈夫なように普通の紐靴が一番良いそうです。長靴もダメです。長靴よりも水位の高い水に足を取られると身動きが取れなくなります。災害用の安全靴のようなものが非常用袋に入っていると尚良いですよね。
事前にひとまとめにして用意しておいた災害用グッズを手元近くに置いておきます。避難する際に持ち出す物も同様です。避難するまでに時間と心の余裕があれば、その時必要だと思った物を追加しておきます。以前、いざという時、赤ちゃんを守る為に何を持ち出せば良いのか、というのは別の記事に以前まとめておりますので、そちらをご参照ください
⇒ 赤ちゃん専用避難用具リスト
あと、避難の際にクッションをひとつ持っていくと、頭を守るのにも使えるし、避難所での枕としてなど使い道がいろいろあるので余裕があれば持って出たほうが良いと聞きました。なるほど。
何度も言いますが、赤ちゃんの未来を守れるのはあたくし達親しかいません。赤ちゃんの身を守ると同時に、赤ちゃんの為に自分の安全も考え、取捨選択しながら必要な物を確保することが大事だと思います。
まだまだ続きます。次は、屋外退避編。
⇒家から避難する場合どこへ逃げる?(避難場所の確認)
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